Nexonは、同社の今年の第3四半期の財務業績を発表し、売上高は前年比で増加したが、純利益は減少したことを明らかにしました。
決算データ
2024年9月30日までの3ヶ月間：
・ 売上高：1,356億円、前年比12.7%増加
・ 純利益：270億円、前年比23%減少
決算のハイライト
同社は、第3四半期の売上高は増加したものの、為替の影響により「予想をやや下回る」結果になったと指摘しています。
売上増加の主な要因は、『地下城与勇士モバイル』と『ザ・ファースト・ディセンダント』の売上ですが、PC版の『地下城与勇士』、『メイプルストーリー』、『ブルースリー伝説』の売上は前年比で大幅に減少しており、その増加分の一部を相殺しています。
Nexonは、『DNFモバイル』の売上増加は、5月に中国でゲームがリリースされたことが主な理由であると説明しています。中国版のリリースにより、『DNF』シリーズ全体の売上は前年比で142%増加しました。
プラットフォーム別にみると、PCプラットフォームは売上高の700億円を占め、前年比18%減少しました。一方、モバイルビジネスの売上高は640億円に達し、前年比89%増加しました。言うまでもなく、これは『DNFモバイル』が中国でリリースされたことによるものと考えられます。
同社のCEOである李政憲氏は、今後数四半期でNexonは「既存のIPを強化することで売上高と受注額の飛躍的な成長を実現し、IPポートフォリオを拡大することで長期的なビジョンへの投資を継続する計画である」と述べていますが、そうすることで「財務成長速度に一時的な影響を与える可能性がある」ことを認めており、「これは次の波のダイナミックな成長を生み出すための必要な段階である」と述べています。
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