任天堂は、『ゼルダの伝説：ティアーズ オブ ザ キングダム』で「無口」なリンクにセリフを追加しようと試みたが、最終的に「違和感がありすぎる」という理由で断念した。
ファミ通とのインタビューで、ゼルダシリーズのプロデューサー青沼英二氏と『ゼルダの伝説：ティアーズ オブ ザ キングダム』ディレクターの寺田聡氏は、38年の伝統を破ってゼルダとリンクの役割を入れ替えることを検討した経緯を説明した。
青沼英二氏は、ゼルダシリーズでは主人公が通常は喋らないことを指摘し、これがリンクが喋らない理由だと説明した。『ゼルダの伝説：ティアーズ オブ ザ キングダム』ではゼルダとリンクの役割が逆転したが、どちらも喋らないとストーリーが進まないため、トリというキャラクターを設計した。
さらに、ゲームの初期段階では、青沼英二氏らはリンクにセリフを喋らせることも試みたが、非常に違和感があったという。リンクがどんな声で喋るのか誰も知らないし、これまでのリンクは一度も言葉を喋ったことがないため、リンクが喋れない理由が必要だった。これはゲームのストーリーの一部である。
しかし、リンクが最終的に喋るかどうかは、2030年までに公開される『ゼルダの伝説』実写映画で明らかになるかもしれない。
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