カリフォルニア州の2人のプレイヤーが、ユービーアイソフトを相手に、レースゲーム「ザ・クルー」のサーバー停止を理由に訴訟を起こしました。
2023年12月、ユービーアイソフトは「ザ・クルー」をデジタルストアからひっそりと削除し、オンライン専用ゲームであるこのゲームのサーバーが今年4月から停止することを発表しました。
「約10年にわたるサポートの後、2024年3月31日に『ザ・クルー』のサービスを終了いたします。現在もゲームを楽しんでいただいている皆様には大変申し訳ないのですが、今後のサーバーインフラストラクチャとライセンスに関する制約により、やむを得ずこのような決断に至りました。」
Polygonの報道によると、影響を受けた2人のプレイヤーが集団訴訟を起こし、ユービーアイソフトがカリフォルニア州の消費者保護法に違反したと主張しています。
彼らは、ユービーアイソフトが消費者に対して、「購入したのはゲームである」と誤解させ、「実際には、被告が独自に維持することを選択したゲームへのアクセス権の制限されたライセンスを借りていた」と主張しています。
原告はまた、製品のパッケージが「『ザ・クルー』自体が、消費者が購入できる実物のディスクまたは消費者が有料でダウンロードできるデジタルファイルにエンコードされていると誤って表示している」と主張しており、「実際には、消費者が有料で購入した実物のディスクとダウンロードしたファイルは、被告がいつか維持を中止する可能性のあるリモートサーバーへの扉を開くためのキーのようなものです」としています。
原告は、裁判所が集団訴訟として本件訴訟を承認し、影響を受けたプレイヤーに対し金銭的な救済と損害賠償を求めています。
訴状には、ユービーアイソフトは以前にも旧作品のオンラインサーバーを停止したことがありますが、オフライン機能は維持されており、「アサシン クリードII」と「アサシン クリードIII」がその例であるとされています。
ユービーアイソフトは、ファンの強い反発を受けて、9月に「ザ・クルー2」と「ザ・クルー：ワイルド・ラン」にオフラインモードを追加する計画を発表しました。
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